ガザの本「ハヤーティ・パレスチナ」夢をつなぐカフェ≪復刻版≫ 藤永香織著
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下記は初版本の内容になります。
出版社 : 新風舎 (2005/8/1)
発売日 : 2005/8/1
言語 : 日本語
単行本 : 129ページ
ISBN-10 : 4797470682
ISBN-13 : 978-4797470680
パレスチナ人と遠距離結婚した著者(年に一度、エジプトでしか会えないが毎日電話をしている)が、ボランティアから学んだことや反省から、パレスチナ人の自立を探る手記。ガザ地区に住むパレスチナ人にも、難民もいれば、そうでない人もいるが、貧富が逆転している場合もあり一筋縄でいかないパレスチナの事情がよくわかる。イスラムの休日が金曜日であるとか、ラマダン、犠牲祭の話、パレスチナ人の夫が経営するカフェによって、少しずつ、パレスチナの人たちが自立していく様子が生き生きと描かれている。
「活動はあくまでもパレスチナ人のためにあるべきで、私たち外国人の自己満足のためであってはいけない」、「子供には本を、大人には仕事を」、「ささやかでも幸福感や安定感を手にすれば相手にやさしくする余裕が生まれる」、「相手の立場になって考える想像力」、「相手をきちんと認識せずに先入観や価値観を押し付けるのが、いかに危険か」(いづれも本文から)と、ヒステリックにならずに、冷静に分析している人間論でもある。現在、日本の社会を考えるうえでもとても示唆に富む言葉だ。一夫多妻制は、色々な考え方もあるが、「女性や子供の保護」でもあり、アラブの女性にとって「制約」と「保護」は表裏一体である。
ハヤーティとはMy Lifeのアラビア語。
パレスチナへの理解の一助となりました。
(アマゾン書評より)
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